宇宙へのロマン③ 星の数は天文学的数字!
宇宙は無限に広がり、人類が知っているだけでもたくさんの星が存在します。
今回は、宇宙にある星の数についてお話ししたいと思います。
肉眼で見える星の数は?
まずは肉眼で見える星(ここでは恒星)の数を観てみましょう!
よく何等星と聞いたことがあるかと思いますが、それは星の明るさを示しています。肉眼で見える一番暗い星は6等星、続いて5,4,3,2、と続き1等星は6等星の100倍の明るさになります。
1等星の数は21個(ベテルギウス等)、2等星は67個、3等星は190個、4等星は710個、5等星は2,000個、6等星は5,600個です。
総数は8,558個となりますが、実際に見えるのは北半球だけなのでその半分の4,300個ほどということになります。
1等星の中で一番明るい星は冬の大三角形にも出てきました『シリウス』です。参考までに、太陽系の太陽・金星・火星・木星はシリウスより等級は明るく肉眼で見えます。土星はシリウスより等級は明るくないですが肉眼でも見えるんですよ。
私たちの銀河系、天の川銀河
私たちが見える星の距離は地球からせいぜい数千光年ほどになります。
太陽系がある我々の銀河系(天の川銀河)の直径は10万光年ありますので、肉眼で見える星は天の川銀河のごく一部のエリア(点)だけということになります。
何と言っても天の川銀河には太陽のような恒星が2,000億個以上ありますので途方もない大きさなんです。
ベテルギウスは地球から550光年も離れていますが、天の川銀河の地図の上では太陽系とほぼ同じ場所にある感じです。
肉眼で見える最も遠い天体
さて、ここで質問です。
肉眼で見える最も遠いところにある天体は何でしょうか?これは星ではなく銀河になります。
答えは『アンドロメダ銀河』です。
このアンドロメダ銀河は地球からなんと約250万光年も離れています。銀河系の約2倍の直径を持ち、恒星の数は1兆個とも言われています。
恒星の周りにはいくつもの惑星等が回っていますので、もう想像ができないくらいの数と大きさということになります。
宇宙には何個の星があるか?
この宇宙には、このような銀河が数十個ほど集まった銀河群や銀河団を形成し、超銀河団と呼ばれる大きな構造を形作っています。
それらは『宇宙の大規模構造』と呼ばれ、宇宙の銀河の分布が泡のような構造になって、別名『宇宙の泡構造』と呼ばれることもあります。
その銀河の数は2兆個もあるとみられています。銀河の中にある恒星の数が平均して3,000億個あると仮定すると、宇宙に存在する星の数は『6×10の23乗=600,000,000,000,000,000,000,000個』となります。
会社のインスタグラムをスタートしました!
人に話したくなる『教養としての“天体”』について、わかりやすくをモットーに紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
とここまで話したら、また質問されました。
ところで銀河群・銀河団・超銀河団って何ですか?
<銀河群>数十個集まっている銀河
<銀河団>数千個集まっている銀河
<超銀河団>銀河団が泡状(網目状)に集まって形成しているもの
超銀河団のような構造全体を『宇宙の大規模構造』と呼ばれています。
この数って実は18gの水の分子と同じ数なんです。偶然なのか?不思議ですよね~この数をアボガドロ定数と言います。
ところで、地球は何歳だと思いますか?答えは46億歳!!!
次回は宇宙の年齢や大きさについて話してみたいと思います。
子供の頃の夢は宇宙飛行士でした
〜宇宙の神秘に憧れて半世紀〜
アフラック募集代理店(有)ハピイ横山督 宇宙を語る
会社のインスタグラムをスタートさせました!
人に話したくなる『教養としての“天体”』について、わかりやすくをモットーに紹介したいと思います。また、天体だけではなく、店舗の写真やミニイベント、ここ橋本(相模原市)のトピック(話題)等も交えて紹介できればと思います。