10月27日(月)に「アフラッククラッシックチャリティーコンサート2025」に行って参りました。
このコンサートは、小児がんなどの病気と闘う子どもたちやそのご家族のために開催されているものです。
1999年にスタートし、今年で25回目の開催となります。ここ最近はサントリーホールで開催され、私も過去に何度も参加をさせて頂いております。
サントリーホールは東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホールで最寄り駅は六本木一丁目になります。
1986年に開館し日本で初めてヴィンヤード形式(座席がステージを囲むデザイン)を採用したコンサートホールでもあります。客席数は約2,000席(1階席+2階席)、クラッシック音楽の演奏のためのコンサートホールとして設計されました。

今回は川瀬賢太郎(指揮)、尾崎未空(ピアノ)、東京交響楽団(管弦楽)、関谷亜矢子(司会)。コンサート・グランドピアノはスタインウェイ&サンズ(ニューヨーク:世界最高峰のピアノメーカー)でした。 くわしくはこちら>>


プログラム
・P.チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ
・S.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
・R.シューマン:交響曲第3番変ホ長調作品97『ライン』
はじめに、『エフゲニー・オネーギン』はチャイコフスキーのオペラの中で最も頻繁に上演される作品の一つで、ロシアの国民的詩人プーシキンの小説がもとです。ポロネーズとは、フランス語でポーランド風を意味しポーランドの宮廷で誕生した舞曲です。
次に、ラフマニノフは20世紀最高のピアニストといわれたロシアの作曲家です。ピアノ協奏曲第2番はラフマニノフの最高傑作と言われ、三大ピアノ協奏曲にも含まれています。
代表的な3曲とは、
- ショパン<ピアノ協奏曲第1番>
- ラフマニノフ<ピアノ協奏曲第2番>
- チャイコフスキー<ピアノ協奏曲第1番>です。
これに加えてベートーヴェン<ピアノ協奏曲第5番(皇帝)>も含まれる場合があるようです。この中でも特にチャイコフスキー<ピアノ協奏曲第1番>は聞いたら誰もが知っている曲だと思います。

ラフマニノフ<協奏曲第2番>の話に戻りますが、この曲は超絶技巧曲ですので、ソリストは最高難度の技術とエネルギーが求められます。本日は前から3列目の良い席でしたので尾崎未空さんの熱演を目の前で見て聞くことができました。
最後に、シューマン<交響曲第3番変ホ長調作品97『ライン』>は、大河ライン川の雄大な流れを生き生きとイメージされた元気の良い曲です。この曲は残念ながら諸事情で私が退席をしたため聞くことができませんでした。
今回は事前にしっかりと予習をして何度も曲を聞いてからコンサート会場に足を運んだので、曲の内容をわかっているだけに安心してじっくり聞くことが出来ました。例えば、エフゲニー・オネーギンは、最初トランペットからはじまりその後バイオリンが続くだとか、ラフマニノフのピアノ協奏曲は、最初小さい音でスタートしだんだん音が大きくなり、途中からは超高速での指の動きが入る等、予習をすることでどんなスタートなのか、曲の全体像、どんな終わり方等、把握することができあらためて勉強になり楽しむことができました。普段はなかなかコンサートホールに行く機会もないので貴重な体験になりました。
ぜひ来年も参加させて頂きたいと思っていますし、来年はどんなプログラムなのか今からとても楽しみです。
最後になりますが、小児がんの子どもたちは、治療中はもとより、治療後もさまざまな困難が待ち受けています。そのことを一人でも多くの方に知っていただき、支援の輪が広がることを祈念いたします。
町田アソシエイツ会
会長 横山督

